たまには政でも語ろうか

政権交代が叫ばれるようになって久しい．
なにやら変わるらしい．今の不都合はお上の不始末の結果らしく，その「交代」とやらで何かが変われば生活が良くなるらしい．少なくともTVではそう言っている．
「らしい」とか「〜が言っている」ってのは判断材料にしてはならない．何故なら責任が持てないからだ．もし，その「らしい」意見が間違っていたらどうする？　新聞・メディアのせいにするのか？　無責任な政治家の放言に責を問うのならばまだ理解できる．しかしその図式には飽き飽きしているのではないか？
いい加減に人のせいにするのは止めた方がいい．民主主義というのは市民が政治に参加する義務と権利を持つのである．その責は自分にある．
そのつもりでブラウン管の向こうに座っている奴らをよおく見ておいた方がいい．信頼するってのは，その判断が間違っていたときに自分の責任を認めるってことだ．人のせいにするヤツに語る権利はない．
大声で人の意見を蹴散らすのが正しい訳がない．
言葉を弄し話題を散らし，己の言が正否を誤魔化すヤツを信頼できるわけがない．

TVは怖い．観ていて，さも自分が考えているような気になっている時がある．「ホントにそうか？」「こいつは誤魔化そうとしていないか？」そう言う目と耳が必要だ．あいつらは正しいことや必要なことを電波に乗せているのではない．面白そうなこと，面白そうに見えることを垂れ流しているに過ぎない．
騙されるな．　自分の頭で考えろ．　自分の心で感じろ．

例え騙されたとしても己の下した判断は自分で負わなければならない．
それが大人のルールであるはずだ．

って，結局「政」についてはほとんど語っちゃいないし．
これこそ，「騙」だわな．

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